11月19日朝、熊本県あさぎり町の交差点で横断歩道を渡っていた小学生の列に軽乗用車が突っ込む事故が発生。
車を運転していた才藤佳代容疑者(30)を逮捕しました。
幸い子供達の命に別条は無いそうです。
詳しく調べたいと思います。
熊本あさぎり町軽自動車突っ込み事故の概要
19日午前7時半ごろ、熊本県あさぎり町岡原北の交差点で、横断歩道を渡っていた集団登校中の小学生の列に軽自動車が突っ込みました。https://t.co/4ecxcdtw61
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) November 19, 2019
19日午前7時35分ごろ、熊本県あさぎり町岡原北の路上で横断歩道を渡っていた小学生5人の列に車が突っ込み、うち3人が病院に搬送された。県警や消防などによると、小学4年の男児(9)が左脚を骨折するなどしたが、いずれも命に別条はない。
県警多良木署は、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで車を運転していた同町の公務員才藤佳代容疑者(30)を現行犯逮捕した。
県警によると、現場は信号のない、見通しのよい交差点。才藤容疑者は「(道路脇に)小学生がいたが、自分の車が通過するまでは横断歩道を渡らないと思った」と話しているという。容疑者は、通勤途中だった。
参照:共同通信
現場の場所は?
現場は 熊本県あさぎり町岡原北のJAくま岡原給油所前の交差点です。
才藤佳代の詳細
名前:才藤 佳代
年齢:30歳
住所:熊本県あさぎり町
職業:公立多良木病院職員(公務員)
顔画像は発表されていません。
判明し次第更新させていただきます。
事故の原因は?
警察の調べに才藤容疑者は
【(道路わきに)小学生がいたが、自分の車が通過するまでは横断歩道を渡らないと思った】
と話しているといいます。
では、小学生が赤信号を無視して飛び出したのでしょうか?
事故の現場は信号がありませんので、どちらかが信号無視をして事故が起きたわけではありません。
ならば
【小学生が車が通過するまで渡らないと思った】
という言い訳は、不自然な気がします。
予期せぬ動きをする子供が交差点近くにいる場合、
スピードを落としたり一時停止をして歩行を促してあげるなどするのが普通なのではないでしょうか。
運転免許証を取得する際や免許の更新の際の講習でも
【⠀交差点に歩行者がいる場合は、一時停止の義務がある】
と何度も習います。
才藤容疑者がそれを知らなかったはずはないのですが、そのことを忘れてしまっていたのでしょうか。
さらに、見通しの良い交差点で起きる事故の原因として考えられるのは「前方不注意」です。
実は、才藤容疑者は前をよく見ていなかったのが事故の本当の理由なのではないでしょうか。
運転中の前方不注意の最たる原因は「携帯電話」です。
才藤容疑者も、携帯電話を操作していて前をよく見ていなかった可能性はないのでしょうか。
一時停止義務について
JAFが行った調査によると、信号のない横断歩道に歩行者がいた場合一時停止をする自動車は全国平均でわずか8.6%という結果でした。
10%にも満たない結果は、あまりにも低く驚いてしまいます。
この結果を見ると、才藤容疑者が
【子供が渡らないと思ったので車を停止させなかった】
という言い訳が、本当だったのかもしれないと思えてきます。
さらに、この調査の結果は横断歩道は歩行者が安全に渡る場所ではなく、注意して渡らないと自動車に轢かれてしまう危険があるということを示しています。
全ての道路に信号がなければ安全を確保できず、ドライバーが歩行者に道を譲りあう心のゆとりすら無くなってしまったということなのでしょうか。
横断歩行者等妨害等の反則金は普通自動車で12,000円、バイクは7,000円、原付自転車と小型特殊自動車(農機具など)は6,000円で、違反点数は2点です。
警察は2019年に入って、この横断歩行者等妨害等の取り締まりを強化しています。
警察に捕まらないように、そして何より歩行者とドライバーが安全を共有するためにも法令を遵守しなければなりません。
私の感想
自動車が歩行者の列に突っ込み、歩行者が命を落としたり大きなケガをする事故が多発しています。
車は便利で身近な生活のツールであるとともに、ちょっとした不注意で事故を招き
人を傷つけ場合によっては殺してしまう凶器になりえることを、ドライバーには再認識してほしいと思います。
以上、ありがとうございました。